名古屋 – 鳥栖

2019シーズンオープニングゲーム、4-0で快勝。ジョーの2得点に、相馬、和泉が得点とスコアから見ればワンサイドだが、先制するまでは五分の展開だった。

スターティングイレブンは中盤の底の部分以外は概ね去年のメンバー、サイドバックが吉田、FWに赤崎でスタート。和泉、杉森がスターターに名を連ねてないのが少し残念だが驚きは無いメンバー。

前半はほぼ互角の状態。赤崎がやや入れ込み気味で少し噛み合わず、無駄なファウルでイエローカードを貰ったりと空回り気味。ジョーも警戒されていることもあり、黒子に徹するプレイが多い状態。鳥栖もフェルナンド・トーレスが少し空回り気味だったが、要所でシュートに持って行くところはさすが。世界に名前を売り出していた男はやはり危険と思わせるプレイは見せていた。前半はスコアレスで終了。

後半も開始直後までは五分の展開、むしろトーレスの抜け出しやシュートテクニックで危ないシーンを作られていたのは名古屋。ランゲラックも1点もののヘディングシュートを防ぎ、何とか凌ぐシーンもあったりでほんの少し劣勢気味だった。その中で丸山からのグランダーのパスを綺麗に納めてジョーが先制点を奪う。この展開とシュートは綺麗で、完璧だった、ジョーの状態はかなり良さそう。この時点から鳥栖のウェイトが前掛りになったのか形勢が名古屋になる。2点目も吉田が綺麗に抜け出し、ジョーがヘッドで2点目。3点目も相馬が綺麗に抜け出しシュートも豪快にぶち抜いて決めた。ここで完全にゲームは決まったが、さらに杉森のうまいドリブルの持ち込みから和泉が上手く絡んでだめ押し。

トーレスは切れ味は去年より上がっている。危険なシーンをかなり作られていた。世界に名の知れた男だけはあると思わせるプレイはしていた。金崎は少し孤立気味だった。

米本、シミッチ、吉田の新戦力もしっかりと活躍し点数もたくさん取れた。クリーンシートでの勝利のおまけ付きで出来すぎの開幕。赤崎は不本意な出来だったかもしれないが、競争の激しいポジションの一つなので次は誰かは分からないが、見る側からすると楽しみの一つ。

鳥栖もそれほど悪い状態では無さそう、ただベンチマークとするには少し戦力的に物足りないので、まだ油断できない。思い起こせば開幕戦は結構勝っているが、その後苦戦することが多かった。ただ今までの開幕戦の杉森や和泉のサイドバック起用のようなサプライズが無い今年のスターターのオーソドックスさは戦力充実の証左かもしれない。

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