父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。―――1万年前から現代まですべてを紐解く「資本主義」全からくり

最近読んだブレイディみかこの「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」を購入したからだろう、hontoのおすすめに出てきて、佐藤優も絶賛というキャッチフレーズに食いつてしまった。ただタイトルはもうちょっと工夫できなかったのかとちょっと思う。長いし誰かに薦められないとちょっと手にしにくい安っぽさがある。

中学生ぐらいの自分の娘に対して説明する想定で書かれているので、難しい言葉はほぼ出てこないし、翻訳が良いこともあると思うが、一気に読み通せる(原文で読む能力がないので、翻訳の出来不出来はとても重要)。読み詰まるようなことはないし、経済に関する理解の難しそうなところを分かりやすく説明している。例え話や過去の実例のピックアップが秀逸で、学びはじめに読むにはとても良い本。ただ、経済学部卒業だが全く勉強をしなかったダメな学生だった自分でも少し物足りなさを感じる。

中学生、高校生に読んでほしい本だが、何度も読み直すようなタイプの本ではないので、中高生が自発的に買うにはちょっと高い。経済学部を始めとした社会科学系の大学に入学する前の最も意識が高くなっている時期に読む本として薦められるのではないだろうか。

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