ポルトガル – モロッコ

前半早々に取ったクリスティアーノ・ロナウドの虎の子の1点を何とか守り切ったポルトガルの勝利。

ポルトガルは、チームとしての組織力を全く感じられず、CR7のワンマンチームに成り下がっている。チームとしてはモロッコの方が組織力は高かったが、決定力に欠けた。ゴールに迫るまでのテクニックや気迫は圧倒的にモロッコの方が力強く、パスの方向も常に前向きだった。

モロッコは全般的にテクニシャンが多く、見ていて面白いチーム。イランはよくこのチームに勝ったなと思う。サイドアタッカーは特にテクニックハキム・ジイェク、ノルディン・アムラバトは相当相手を揺さぶっていた。サイドはこの二人でほぼ打開出来ていたが、フィニッシュワークが出来る人材に欠けていて、センタリングを上げてもゴール前に人がおらず、シュートの精度も低かった。また、ポルトガルのDFも最後の一線は固かったのもあるかもしれない。

Group Bは最終戦イランとの対戦が残っているポルトガルは、相手にも決勝トーナメント進出の可能性があるだけに厳しい戦いになる。スペインは敗退決定のモロッコが相手で気落ちしている可能性を考えると相対的には楽な相手だし、チームの性質上噛み合わせも良さそう。次戦の見応えは、進出を掛けた緊張感のある対戦という意味ではイラン – ポルトガル、チームとしての総合力とテクニック、パスワークの妙を見るならスペイン – モロッコの試合。

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